障害者自立支援協議会に参画

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 本日、広島県障害者自立支援協議会の平成26年度第1回就労支援部会が県庁で開催されました。私は2007年度から当部会の外部委員として参画させて頂いており、特に昨年度の法改正前の自立支援法制下では県内多数の施設で働く利用者さんの工賃(給料)アップのお手伝いを続けてきました。こうした社会貢献事業への参画を決意したバックボーンは、今年夏に84才で亡くなった父が齢50を前に弱視(のちに失明)の障害者となり、勤めていた学校を不本意ながら早期退職。当時、未だ私が高校生、兄は大学生というお金のかかる大変な時期だったため、障害者にとって年金頼りではとても金銭的に十分な暮らしが出来にくいという実態を変えられないかという思いがあるからです(ただ、父母は我々子供にこうした不安を感じさせないよう努めていたようです)。
 今日の議題は、①広島県障害者自立支援協議会、②第4期広島県障害福祉計画の素案、③関係機関からの情報提供の説明事項ならびに広島県工賃向上に向けた取組の策定でした。他8名の委員の皆様が福祉・労務分野のオーソリティの中で、私だけが民間企業者であり経営面から意見を求められる立場なので、毎回こうした役回りを心得て発言させて頂いています。障害者雇用の促進に関しては、身体・知的・精神という3類型の障害特性を活かして重要な働き手として位置付けるビジネスモデルについて、事前相談でお話した内容が網羅され今後の事業者への普及促進に大いに期待したいと思います。ただ、一昨年まで経営コンサルタント派遣事業で実務の一翼を担ってきた事業所の工賃については、自立支援法制下で一貫して全国平均より高い水準でアップしてきた広島県平均工賃が昨年度は5年振りの減少に転じたという報告があり、私が直接事業関与しなくなって以降の問題とは言え、高邁な理想を掲げ現場支援を行ってきたという自負がある分とても残念な思いがしてなりません。

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