2014年9月経営革新認定

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 今月は業歴32年の和装品販売業(卸・小売)、広島市の㈱大樹の経営革新事例を紹介します。当社は広島で創業後、京都にも進出するなど順調に業容を拡大していたが、バブル崩壊後のデフレ進行と和服業界の不振を受け、販売先小売業者の淘汰など業容拡大の基盤を成してきた卸売業態での行き詰まりを経験。10年前から利益重視の経営を目指して、小売業態への重心シフトを展開。今回の経営革新はその進化系として、自社オリジナルの「遊」ブランド商品を確立するもの。
 自社ブランドを樹立するということは“言うは易し行うは難し”ですが、当社は社長の人的パイプを活かして複数の外部専門家・専門メーカー等(江戸小紋・友禅等の作家、伝統工芸士、各種職人)とタイアップしてOEM商品として製造直売の仕組みを形成。眠っているヒト・モノ・ノウハウの経営資源を掘り起こして、新たに他者とWin₋Winの関係づくりでお互いのカネ資源の最大化を図るという発想(自社だけで問題解決できなくてもOK!)は、業歴の長い中小企業の皆様にも、是非参考にして頂きたいものです。

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