経営戦略の策定(人体健康模型図)
代表者の山根敏宏は事務所開設以来、毎年100社超の中小企業の相談に対応する中で、どんな組織(業種・規模)にも通用するオリジナルの経営戦略論を基に診断指導を実践しています。それは“人体健康模型図”と名付けた誰にでもわかり易いフロー(※下図参照)で、私たち個々の人間も法人等組織体も「人」としての健康がベースという点で同じ。即ち、法人も人間の身体と同じく、健康体であるには神経は手足四肢の先まで敏感に機能しているか、血液は毛細血管の隅々まで円滑に循環しているかなどがポイント。
この擬人化ロジックで15年の経験から統計的に言えば、9割以上の組織は救える(プラスの方向)一方で、1割近くの組織は救いようがない(マイナスの方向)という残念な事実も明からさまに“見える化”されます。後者の不本意なケースに共通するのは一言でいえば“経営陣が変われない”こと、つまり、社長の不健康が法人を蝕む主因になっているのです。また、社長が切羽詰って変わらざるを得ないと思えた“時は既に遅し”という悲しいパターンも少なくありません。
私たち中小企業診断士は企業の総合医に譬えられることが多いのですが、やはり健康診断は必要です。 そして悪い兆候は早期発見に限ります。中小企業の皆様には、何でも相談できる地元の名医を探し「かかりつけ医」として継続的な関係を築いて頂きたいと思います。
当事務所では経営戦略(人体健康模型図)に図示するモデルに基づき、「初級」・「中級」・「上級」・「究極」の組織成熟度レベルに応じた診断指導サービスを一貫提供しております。通常は、零細企業クラスでは「初級」レベルで、中小・中堅企業クラスでも「中級」レベルまで体系化出来れば業績アップ等の十分な効果が得られます。
こうした中、2003年に自身のスキルアップのために研鑚取得したJQA経営品質向上プログラムの認定セルフアセッサー資格(地方賞は審査員経験)を導入希望企業様に応用させて頂いた結果、「究極」レベルに位置付けているJQA日本経営品質賞の受賞支援「広島ガス高田販売㈱」(2008年地方賞・2011年全国賞:沿革を参照)にも携わる機会に恵まれました。経営力において更に上を目指す企業の皆様の参考までに、JQA経営品質向上プログラムで要求されるフレームワーク基準(8つのカテゴリー:1,000点満点で組織総合力を客観的に評価)を示します。