JQA受賞「審査総括」説明会に参加(※広ガス高田の受賞コメント)

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 昨日は広島ガス高田販売㈱の2014年度JQA経営革新推進賞の受賞に係る説明会がホテル・センチュリー21広島で開催されました。講師は日本経営品質賞委員会から審査員リーダーと事務局の日本生産性本部員の2名、受講メンバーは同社幹部と経営品質向上チーム(定例JQA会議メンバー)の6名、私は同社支援者という立場で特別にオブザーバーとして参加させて頂きました。非公開のため審査詳細のコメントは公表出来ませんが、ニュース欄で速報の通り、同社受賞は広島の企業としては初めての“快挙”なので、「審査総括」の結論部分を引用して以下に簡単にご紹介させて頂きたいと思います。
 「当社は創業者の『暮らしを豊かにする』という経営理念のもと、業種発想から業態発想へと考え方の転換を図りながら、移動時間30分圏内の地域に密着したビジネスを展開しています。LPガス事業、家電販売事業、ハウジング事業を柱にし、独自の新規事業として暮らしの支援事業を展開することで、より地域に密着する企業へと成長を遂げられています。当社では、組織目的と長期事業構想を経営計画書に示し、それを勉強会や朝礼を通して組織全体で共有しています。そして各係やプロジェクトチームで実行計画書を作成することで、理想的な姿と現状とのギャップを認識し、課題解決のために戦略的に行動しています。また、プロジェクトチームでの活動や実行計画書の振り返り時の意見交換など、組織内での対話が活発に行われていることも現地審査で確認できました。さらに、暮らしの支援サービスの企画においては、暮らしの支援係と経営品質向上チームが一緒に議論するなど、目的実現のために係やチーム同士の協力関係が構築され、様々な活動が展開されています。顧客を起点として様々な活動を展開するために、アンケートや地域貢献プログラムにおける集会所清掃など顧客の声を集めるための工夫が行われています。そしてこれらの仕組みから、顧客や市場の変化を把握し、それを新規顧客獲得や提案滑動に結びつけています。市場全体が縮小傾向にある中、当社では、他のガス事業者にはない独自性のある取組みと、地域の住民の困りごとを解決する『暮らしの支援サービス事業』が着実に展開されています。このように戦略的に活動した結果、ガス事業における新規開栓の獲得や暮らしの支援サービスの売上増加が図られ、『ガス事業者』から『暮らしを豊かにする商社』に向けた経営革新が推進されています。」
 如何でしょうか。当社が足元10年近くの期間を通して、ブレることなく努力を積み重ねてきたダイナミズムの断片でも感じ取って頂くことができれば幸いです。また、当社にとって、こうした歩みの端緒となった取り組みは、別ページ「今月の公的認定」でご紹介している経営革新認定からスタートしています。2014年の年末に際し、皆様の会社でも来年を変革の第一歩として歩き始めていかれることを祈念して今年のHP情報の締め括りとさせて頂きます。

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